パタヤの勧め
パタヤの勧め
タイロングステイと言えば、誰もが必ずと言って良いほどチェンマイを思い浮かべられるでしょう。気候が日本を思い起こさせる、温泉がある、山がある、日本の京都のようにお寺が多く美人の産地ーチェンマイ。
リタイヤされたシニアの方々が今も多くチェンマイに滞在されています。
それに比べてパタヤはベトナム戦争の頃、米兵の保養地として栄えた町。
今でもパタヤと言えば、男性の行く所、夜遊びの町ーとして不名誉な栄冠をいただいています。
長年にわたってリゾート地として知られながら、悪名高いのは否めません。同じリゾートとして後から来て追い抜かれてしまったプーケットとは雲泥の差のイメージです。
ただし、これはあくまで外国人のパタヤに対するイメージです。タイ人にとっては、それほど悪いイメージがあるとは思えません。実際、週末のバカンスでバンコクやその近郊からタイ人の家族連れが多くパタヤに押し寄せます。彼らにとっては、バンセン同様単なるビーチリゾートなんです。
しかしながら、私自身も同じ悪いイメージをパタヤに対して持っていました。
でも、タイに住んで23年、パタヤで始まり、プーケット、バンコク、プラチンブリ、そうして今又パタヤに戻ってきて永住しようとしています。
パタヤも随分変貌しました。いい意味で変わったのです。居住地域も海側だけでなく、山側の随分奥まで住宅地が密集し、バンサレー、サダヒップにまでコンドミニアムが建築されてきています。
大型デューティーフリーショップもでき、国際都市パタヤへと変わりつつあります。
ここでは、生活のパターンが選べます。
たとえば、シラチャーならコンドミニアム、サービスアパート暮らしがほとんどで、一戸建てや安アパートに住んでみたいと思っても中々実現できません。それは他の日本人に対しての体面を気にするからであったり、選べるほど物件がなかったりするからでもあります。
しかし、ここパタヤは違います。たとえば、貧乏生活(節約生活)を楽しんでみることも、親子ほどの年の差の恋愛も、同性同士の生活も人目を気にせずにできるのです。みんな自由に今を楽しんでいます。主役は自分なんです。
タイにおいて、これだけの面積の所に、あらゆる外国人が密集している町は他にはありません。
今日、コーヒーショップで横に座った人が、今まで聞いたことのない国からの旅人かもしれません。それが、すぐ友達になって新しい国を知り、世界の広さに驚き、自らもひとつ大きく成長できるのです。なんと素敵なことでしょう。
外国人に対しても、いろんな分野で随分寛大になりました。
(ビザの必要書類などもバンコクとは違い簡潔です。移民局の対応も良く、英語で丁寧に説明してくれます。赤シャツ騒動の時も、本来閉店するべき指令が出ていても特例にてパタヤ以外ーとされていました。)
外国人が多く起業するためか、チョンブリ市にしかなかった商務省のパタヤ出張所も街のはずれにできました。
ショッピングにしても、大型スーパーが6箇所もあり、渋滞もありません。万が一の時にも、バンコクの日本大使館まで2時間で辿り着けます。プーケットやチェンマイではそうはいきません。
軍の飛行場もサダヒップにあります。物価も安いです。
雨季の時もプーケットのじとじとはなく、コーランも聞こえてきません。(一部の地域を除く)海もあれば、レイクもあり、山もあります。
何よりいいのは、ただの一人の外国人、一国際人として生活できるということです。これがとても心地よいわけです。ただのアジア人なんです。
道を歩いていても、日本以外のアジアから、韓国人、中国人、マレーシア、ラオス、カンボジア、ベトナム、シンガポールと色んな国籍の人が溢れています。ここにいる私は、アジア人なんです。
パタヤと言う町は、他の所にはない魅力を持っています。
バンコクでもない、プーケットでもない、チェンマイ、シラチャー、ホアヒン、チャアムでもないんですね。当たり前ですが、それぞれの町のどこかの部分をパタヤは持っているんです。
近郊ゴルフ場も23箇所あり、渋滞なしで時間が読めます。
見所も多く、どこかで何かイベントやお祭りがあり退屈しません。
庶民の市場も毎日どこかで開かれています。昼間の暑いときがいやなら、
ナイトマーケットが開いています。
色んな資格、免許を取得するのにも適した町です。
仕事をしていなくても、退屈したり、ましてやリタイア後の人生で、何か自分を必要とされていないと落ち着かないあせりなど、どこかへ吹っ飛んでいってしまいます。
さあ、パタヤへお越し下さい。
同じ国際人としての第一歩を踏みしめてください。